まずは、雨を降らせようとする梅雨前線は大いに反省をするべきだと思います。
雨が降るのは勝手ですが、それで遅延する鉄道会社はもっと反省するべきだと思います。
時に思うんですよね、自分って結構理不尽だって。
というわけで、今回は鉄道路線の遅延にちなんで対処法などもお伝えしていきましょう。
大雨に弱い路線で遅延が多い路線
まず、これは絶対に覚悟したほうが良いでしょう。遅延するなと言っていても遅延するのが関東の鉄道です。
ちなみにそれで損害賠償請求をしても裁判では負けるそうなので、ご用心を。
京王電鉄
最近は3分遅れでも通常運転と表記があるほどで、通常運転とはと問いたくなることはままあります。
調布駅が立体交差になったとはいえ、調布から先の電車は基本的に住宅街のため(新宿までの駅はほとんどが住宅街ではありますが)、混雑によってより遅延がひどくなる可能性も。
元々雨に弱い私鉄なので、十分に注意が必要ですが、具体的に雨よりも風での速度規制が大きく、こちらも併せて注意が必要なようです。
小田急電鉄
小田急線はしばしばお客様トラブルが発生しますので、元々遅延の代名詞のようなものです。言い方は悪いですけれどね。
また、雨による運行中止の基準は、時雨量で40ミリ以上、連続降雨量で300ミリ以上となった時に列車の運転を見合わせになるようです。
ここから察するに、恐らくここまではいかなくともある程度強い雨になりますと、通常よりもスピードを落として運転する可能性は十分にあるということですね。
東急電鉄
かつてTKKという愛称があった東急線。
これは輸送事情があまりにも悪く慢性的な車両不足、さらに東横線の沿線人口がものすごい勢いで増えたため、乗客は「とっても、混んで、殺される」の略称だと揶揄していたほどです。
十分に雨によって遅れる可能性はありますので、どうかお気を付けて。
なお、東急などでも降雨の基準で速度規制を行うという公式発表はないようですが、各自「降雨の際には特定の車両の混雑や衣類が濡れるなどの被害によって乗り降りする時間が多くなり遅延する」とのこと。
直接的な速度規制でないにしても多少速度は落とすでしょうし注意は必要ですね!
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京浜急行電鉄
京急も品川から非常に神奈川の奥のほうまで走る電車であるため、遅延が大変に多い路線です。
また、雨に対する基準も非常に厳格な路線です。
1時間の雨量が30ミリを超え、連続雨量が200ミリを超えた後から速度規制を設けているのだそうです!
結構危ないところ通りますから、仕方ないんですけれどね。
臨機応変な対応も特徴的で鉄道ファンからは「逝っとけダイヤ」と揶揄されるほど。
常に駅員さんのアナウンスを聞き洩らさないようにしましょう!
東武鉄道
朝1時間当たり41本は走るという朝のラッシュ、通常であっても電車が渋滞するほどと言われる東武鉄道沿線の方は注意が必要ですね。
雨による運行中止の基準は、1時間に40ミリ、12時間で300ミリの降雨量で運転見合わせを行うとのことです。
京急よりも基準が緩いですが、ある程度緩めないと輸送もできませんからね。
西武鉄道
昔は雨が降ろうが槍が降ろうが時間通りに動く、まさに「鉄道会社の鑑」であった西武鉄道も、直通運転などが増えて遅延も増加するように。
なお、災害時には災害時に都市部へ救援物資を運ぶことができるように自衛隊の基地が多くあるのも特徴です。
そんな西武線は高麗~西武秩父駅の間では降雨量が毎時30ミリ、その他の場合は一時的な降雨量が毎時40ミリを超えると一時運転中止。
継続降雨量が250ミリに達した場合でも、一時運転を中止するとのこと。
山奥を走る路線だけに、こういうところにも注意が必要ですね!
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京成電鉄
元々京成線は輸送力の低い電車として知られています(旧国鉄から続くいざこざが原因)。
ただ、めったに止まらないすべての鉄道会社が模範にするべき会社ですからね。遅延はそれほど大きくはないでしょう。
と思っていたのですが、一応速度制限はあるとのこと。しかし、具体的な基準値は公表されていません。
うーん、さすが京成。
乗り入れ関連では都営浅草線との直通運転で影響は出るかもしれませんね。
JR
もはや遅延していないことが不思議なJRですが、それにしても時間通りに来た事ってありますかね(むしろそっちのほうが多いです)?
雨による運行中止の基準については、従来の時雨量や連続雨量ではなく、土砂災害に関連性の高い『実行雨量』というものを採用しているとことで、「雨が何ミリで運行を中止する」という基準ではやっていないのだとか。
つまりは速度規制についても同じことが言え、回答としては少しばかりあいまいではあります。
一回電車が止まると、全線運転見合わせとなるケースも圧倒的に多く、大変困ります。運行情報には常に注意が必要でしょう!
大雨に弱い路線の対処法は?
悲しいかな、関東の鉄道路線はほぼほぼ遅延前提で話を進めているのではないかと思うくらいダイヤは乱れます。
たとえて言うならば「怖くて電車に乗れないの」と泣きながら電話してくる彼女くらい乱れます(この話はフィクションです。私は彼女がいた例がありません)。
案の定、SNS上では電車に対する罵声と火炎瓶が飛び交い、「鉄道会社は謝罪しろ!」「鉄道会社が俺たちに約束してくれた未来は嘘だったのか!」「鉄道会社の首を獲れば侍になれるぞ!」「鉄道会社はフリーメーソン!」などと大炎上の情勢です。
ただ、もちろん改善をしてもらうのは当然として、ただイライラしていても何も解決はしません。
突然の雷雨、川栄李奈の結婚、上原浩治の引退、サカナクションのアルバムリリースの遅れなど、この世の中には我々が最大限の努力をしてもどうにもならないことがあるのです。
それに逆らって気を揉むことは時間と精神の無駄であり、あまり有益なこととも思えません。
まずは遅延証明書をもらい、会社や学校へと電話をしましょう。
そのうえで、あとはゆっくりとAmazonプライムで映画を見るもよし、YouTubeで動画を見るもよし、何なら朝マックして遅刻するもよし。
いくらでもできますから、ご心配なく。
その後の業務?知りませぬ。
大雨に弱い東京の路線と対処法まとめ
まとめ |
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まとめますとこんな感じでしょうか。
ちなみに私の高校の先輩は、遅延証明書をスキャナーに取り込んでコピーし、大量に生産して遅刻しても遅延証明書を出すことをしていたそうな。
なんでも高校最後の時には朝マックしてから行っていたとか。
……悪いやつすぎる。