圧倒的強さを誇っていた青山学院大学、実力者が勢ぞろいする東海大学、序盤から一気に仕掛けた東洋大学と、実力が伯仲した2019年の箱根駅伝。
さて、今回一体どうなるでしょうか?
今年の箱根は7強とまで呼ばれているだけに、どうなるのかを見ていきましょう!
箱根駅伝2020の優勝候補一覧と7強!
青山学院大学の原晋監督が「今年の箱根駅伝は7強」と言われるほどの戦国駅伝。
今大会はその7強について語っていきましょう!
東海大学
4年生に元気が無く、本来ならエースとなるはずだった關くんの調子が今一つ。また、舘澤くんの状態も上がらずに出雲駅伝の欠場が決まっています。
ただ、夏にはホクレンディスタンスチャレンジで3年生ランナーの塩澤くんが優勝するなどポジティブな要素も多くあります。
飯澤くんはトラックシーズンも大活躍。スピードの東海大は今大会も健在でしょう。
注目選手
舘澤亨次
全日本大学駅伝3区 東海大学 舘澤亨次 pic.twitter.com/JHGIAdkv1U
— しゅう (@syuu1229) November 11, 2017
元々は1500メートルの選手ではありますが、1年生からスピードランナーとして注目されていた選手です。
関東インカレでは1500メートルで3連覇を達成するなど、駅伝男としてメンバーをまとめ上げることも注目したいですね。
青山学院大学
「これ」という選手が不在で、関東インカレではエースとなる神林君と吉田圭太君が大学の都合上参加ができず。
一方で、選手の底上げには大きくつながっているため、決してチームとして大崩れはしないはず。
原監督の山要因の育成をどうにらんでいるかも注目してみていきたいところ。
注目選手
竹石尚人
https://twitter.com/aogaku_0624/status/1176347796904898560
2年連続5区を走った、青学の中心選手。
しかし、足の痙攣癖がどうにも気になるところで、レース中にブレーキが発生しかねない状況。
そこを適正を活かして5区ではなく6区を選ぶ可能性も。どのような判断が下されるのかも含めて、注目です!
東洋大学
なんと言っても層が厚く、特に往路だけで言えば今大会も大崩れせずに勝ち残りそう。
優勝候補ではあるんだけれど、まだまだ消去法。
相澤くんという絶対的エースも今年で4年となるが、毎年春から夏にかけてスロースタート気味の西山くんも気にしたいところ。
この二人のロケットスタートが明暗を分けると言っても良いでしょう。
山要因など課題は多くあるが、平地での走力は間違いなく現時点でトップ。
注目選手
定方駿
♪学生挑戦会 10000m 日吉
東洋大学 定方駿 30.08.92 pic.twitter.com/YLPfsFDvlH— ヨッシー (@yk43150_4) November 29, 2016
相澤くん、西山くんという優れたランナーがいる中で、やはり苦労してきた四年生の力は絶対に必要となる時が来るでしょう。
その筆頭として定方くんには期待したいところです。
駒澤大学
徐々に「戦えるチーム」となってきているのが駒澤大学。
山である程度戦うことができるチームである一方で、選手層も着実に厚くなってきています。
なんと言ってもつなぎの区間だけでは負けていないだけに、秋のシーズンにかけて絶対的な大黒柱が出てくれば、上位を脅かせるはず。
注目選手
原嶋渓
☆さらなる高みを目指す先導者
新主将・原嶋渓(社3)
新駅伝主将・中村大聖(政3)#駒大 #コマスポ #駒大陸上部 #藤色のタスキ #原嶋渓 #中村大聖 pic.twitter.com/7k2RZujDwD— 駒大スポーツ陸上班 (@KomaspoTaf) January 9, 2019
陸上部主将としての期待も高い原嶋くんはさっそく長野の妙高駅伝でも活躍。
前回は当日エントリー変更で涙を呑んでいるだけに、今回は大活躍に期待ですね!
帝京大学
主力選手たちも積極的にレースに出して強化する「育成の帝京」は、間違いなく今大会も引っ掻き回してくれるでしょう。
関東インカレも平田くんが入賞するなど大活躍で、夏の妙高駅伝でも大活躍をしたレギュラー陣は、こっから駅伝シーズンへと向けて一気に名を馳せていくでしょう。
特に今シーズンは上位チームに際立った活躍が見られないことや4年生が今一つ突き抜けた部分が見られないだけに、こうしたまとまりがあるチームが突き抜けて行くことは間違いありません。
出雲と全日本に注目です。
注目選手
平田幸四郎
【#50全日本大学駅伝 】
8区平田幸四郎(帝京大3年) pic.twitter.com/SeZoFT1MAZ
— さ ん ご (@__ktsm25) November 4, 2018
長い距離に適性のある選手で、上りに強いタイプの選手です。
特に前回は5区を走り、その能力の高さを証明しました。最近は帝京大学にも良い選手が入ってきており、ここからの巻き返しが面白そう。
法政大学
山に絶対的な強みを持っている法政大学は、間違いなく一波乱起こせる大学の一つではあります。
エースと言える佐藤くんと青木くん以外では1年生の鎌田くんが非常に良い走りをしているとか。
平地での今一つ感がどうしてもぬぐえなかった前回までとは打って変わって、大切になってくるのはもう一人の「平地を走れるスーパーランナー」。
望みすぎかもしれませんが、来年は佐藤くんも青木くんも坪井くんもいませんからね。
注目選手
鎌田航生
大学駅伝2019注目選手 9
◉鎌田航生 2年
法政二高(神奈川)→法政大学
10000mPB 28分53秒97法政の次期エース。昨日の記録会10000mでは28分53秒97と28分台に突入し、エース格の選手に成長。競り合いに強く、闘志溢れる走りで出雲から逆襲を見せる。#鎌田航生 pic.twitter.com/1Newb63s4v
— 大学駅伝ガイド (@ekiden_guide) September 29, 2019
その往路において平地で負けないだけの力を持っているランナーが鎌田くん。
今の駅伝は超高速化になっているだけに、序盤で突き放されるのはとても厳しいもの。
それだけに、彼の力が不可欠です。
國學院大學
一皮むけた感のある國學院大學ですが、なんと言っても土方くんと浦野くんが強いですね。
ただ、絶対的エースが卒業してしまうこのシーズンだからこそ、次に向けた育成は極めて重要。
昨年の夏に良い練習が積めたことが成功体験となっているのか、今年の夏も良い練習が積めた様子。
特に1年生の中西大翔くんが大変評判もよろしいようです。彼がどこで走るかも注目していきたいですね。
注目選手
中西大翔
日体大記録会!!
13分54秒36の自己ベスト出すことができました!
夏合宿の成果が出せて良かったです!
出雲駅伝に向けて頑張ります! pic.twitter.com/6lIFaKHGBI— 中西大翔 (@cOvc0zQ4BDBUtPS) September 22, 2019
1年生にして素晴らしいタイムを持つスピードランナー。
どの区間で前田監督が走らせるのかにも、注目ですね。
各校見てきたが、優勝候補はどこ?
個人的に優勝候補と呼ぶにふさわしいのは……。
相当微妙ですが、東洋大学でしょうか。
山の区間以外は選手が揃っていること、絶対的なエースがいること、スタートダッシュを切ることができること。
こうした面から東洋大学とは言えるのです。
一方で、これはどの学校にも大きなチャンスがあるということ。
今大会は7区のおわりまでにどういう状態になっているかを見ていくことが大切になるでしょう!
山ではやはり5分差が簡単に覆ることも十分に考えられますからね……。
箱根駅伝2020の順位予想まとめ
いかがでしょうか?
今回は順位予想も掲載させていただきました。
箱根駅伝は年々レベルが上がってきており、特に若手のランナーのレベルの高さは驚異的です。
どのような決着となるか……。注目ですね!