長崎を愛し、長崎に愛された男、草場道輝さん。
そんな彼が選んだ漫画は海の漫画でした。
今回は「第九の波濤」の104話を紹介していきます!
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第九の波濤106話までのあらすじ
主人公の湊と腐れ縁になりつつある同級生の潜木(くぐるぎ)は、洋上風力発電で得たエネルギーをもとに「養殖」「水産加工」「漁船漁業」などを行う海洋エネルギー構想に興味を持ちます。
「はえんかぜ」を見た潜木は改めて猪熊さんに会いに行くことを決めます。早速、湊を誘おうとするのですが、湊は予定があると断ってしまいます。
湊はわけのわからないスペイン人っぽい人と合流する一方、猪熊さんと「はえんかぜ」を見に行った潜木。
一方湊は、母親との20歳祝いをすっぽかしてまで釜石まで行っていたようで……?
第九の波濤107話のネタバレ
くだをまくな、母よ。
「信じらんない!!」
「ハタチの誕生日は一緒に祝おうってあんなに言ってたのに!!」
「釜石まで来て私をスルーして帰るってどーゆーこと!?」」
湊の母美菜子は、友人とヤケ酒。
友人は、そんな美菜子にもうそろそろ子離れするように言いますが…。
「――って、あんがた誘っといて寝るんかい!!」
と突っ込まれてしまったのでした。
なんて日だ!
一方、湊も、猪熊さんにもらった伊勢海老を肴に潜木と晩酌中。
「まさか同じ誕生日で…ハタチの酒解禁日にお前とカンパイするとは…なんて日だ!!」
既に酔っている様子の2人。
「風車を見てきたって?」
酔いながらも潜木は湊にそう切り出します。
湊は潜木に釜石に行った経緯を改めて説明。
「うらやましがられたら困ると思ってさ…」
そして、潜木にそのことを言わなかった理由をそう説明したのでした。
「いや―、ーウニ丼うまかったなー」
釜石はリアス式海岸で魚の美味い土地。
そんなものをごちそうされに行くとは言い出しにくかったのです。
潜木は怒り、「お前もう猪熊さんにもらった伊勢海老食うな」そんな湊に潜木は伊勢海老をさっとよけさせます。
と、冗談は置いておいても、湊は釜石の大観音像の写真を見せます。
「高さ約50m。潜木なんてぜってー登れない。」
そう言われると、潜木はテーブルに登り…。
「大人になったオレは高い所が平気になった。」
と言い、五島での船の高い階段を登ったことを思い出し、泣き始めたのでした。
おまえ、かわいいな。
山と海
酔って話が飛ぶ中、話を風車の話、釜石の話に戻します。
釜石を訪れた湊は、釜石にも風車があるということで見せてもらうことに。
ですが、それは海ではなく、山にあったのでした。
そして案内してくれたおじさんは、「海と山、風車発電をやるならどっちがいいか分かるっか?」と聞いてきます。
それに対し、湊はここでは山にある以上山の方が建てやすいのではないか?と考えますが、
実際は風車を運ぶにも山は一苦労。
海の方が運びやすく、また海の方が強い風も吹くため、そっちの方でもメリットは海にあると説明されます。
「じゃあなんで海に建てない?五島みたいに。」
そう聞く潜木に対し、2つの問題点があると湊は説明。
まず、1つ目は建てられないこと。
そして2つ目は建てようとする人がいないことでした。
頑張ってる大人達
“誰のものでもない”海。
一見そっちの方が建てやすく思えますが、陸地だと地権者に交渉すれば簡単に貸してくれるのに対し、海は漁師が生活の糧を得ている場所。
漁業権改正により、漁師から漁場を買い取ることもできるようになりましたが、風力発電事業が漁師の生活をまかなえるほどの
実利があるのかわからず、その事業に賛同する企業もいなかったのです。
釜石の案内してくれたおじさんも、五島で見た風車に奇跡の一本松を重ね波力発電なども誘致しようとしましたが計画段階で国の許可が下りず。
その話を聞いた潜木は、猪熊さんの「レガシーを残せた」という言葉を思い出し…。
「そうか…いろんな所で頑張ってる大人たちがおるんやな…」とこぼすのでした。
“あの絵”を実現しよう!
潜木が「水素船もまだ実用化には時間がかかりそうだしな」と言うと、その話に湊が食いついてきます。
そんな湊に、潜木が写真を見せると…。
「スゲ―――っ。なんだ、もう形になってんじゃん!!潜木の夢!!」
湊はそう言いますが、潜木はコスパの悪さを説明。
「そうか…じゃあやっぱり川辺先生のとこで見た、“あの絵”を実現できるメゾッドが必要だな」
と湊は言い出したのでした。
「ああ…けど“あの絵”にはまだまだ風は吹いとらんぞ」
そんな湊に潜木がそう言うと、湊はぐい―――と酒を飲みほし…。
「いいや、オレの頭ん中の風車はビュンビュン回っとる!!」
そう言うのでした。それに対し、潜木も酒を飲み干し、同意。
みんながwin-winになるためにお金も回す必要があると言い…。
「そんでオレたちが世の中回すんだ!!」と。
朝まで語らった二人
そして、潜木は湊のことを「スゲーやつや」と言いながら泣き始めます。
「最初はいけすかねェ都会のボンボンやと思っとったけど…今はお前と同じ夢見られてよかったと思っとる!!」
そう言いながらぶわっと号泣。
「はっはっは!うるせーよ!!いいから飲め!!」
「おう!!今夜は最高のハタチの誕生日になったぞ~~~」
そう言いながらさらに泣く潜木。
そして二人は朝まで語らい、酔い潰れたのでした。
第九の波濤の108話の考察と107話までの感想
潜木が自ら動き始め、湊も湊で自ら動き始めました。
お互いが新たなステージへと向かい、また交じり合う。この先の道がどうなっているのか期待ですね!
別の角度から物事を見れる2人が、こうしてお互いを高めあう姿は微笑ましいですよね。熱い男だ。
第九の波濤を1話から読む方法
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第九の波濤の最新105話の考察まとめ
物語も大きく動きつつある第九の波濤。
湊の場合はこうした出会い運に恵まれている典型的な少年ですが、またそれが相棒の潜木と合わさって優しい展開にしていますね。
やっぱり湊は裏切らなかった!やった!